ルーブル美術館でとんでもないものを発見してしまいました。
ルーブル美術館はもんのすごーく広く、大量の美術品が鑑賞できますが、
そのなかでも3階の絵画の間では、
近代美術とコラボ企画を行っています。
そのコラボで飾られていた美術品が・・・
本日のむいむい
道化の洋服に見えますが
近寄ってみると・・・
見たこともない模様の甲虫だらけ
綺麗な金属光沢の十字架と髑髏
拡大してみると・・・
鮮やかな色のでかいゾウムシの群れ
他を拡大してみると・・・
タマムシタマムシタマムシーーー
玉虫厨子をりすぺくとしているのか!?
これを中世の絵画と共に飾るルーブルってっっ
おねぇ達は皆ひいてたよ・・・
さて、この作者は名を
ヤン・ファーブルといいます。
ええ、ファーブルというのです。
ベルギー生まれで、
あの昆虫記を記したジャン・アンリ・ファーブルのひ孫です。
そりゃーやりたくもならぁさ。
でも、むいむいを素材にするだけでなく
画鋲の天使をつるしたり(これは落ちてきたらと思ったら冷や汗物でした)
演劇をしたりと超異端の造形芸術家だそうです。
でも、そんなことより私が気になるのは・・・
一体何をむいむいで表現したいのでしょうか。
古代、玉虫を使ったのはあの煌びやかな色を出す素材が他になかったからです。
ピエロのでこぼこや十字架と髑髏の質感を出したかったから?
もっと意識した意味があるんでしょうね~
なんせ、あの大量のむいむいを同じ種類でしかも欠損なく集めるのは
想像を絶する苦労だと思うのです。
飼育しているの?
どうやって集めてきたの?
謎は深まるばかりですねぇ。