庭を探索していて発見しました。
今回のむいむいは、おうちの害虫になりえるのです。
ちょっとばかし、
危険です。
本日のむいむい
ヤマトシロアリ
以前にもこの家では庭にあった切り株から発生したことがあります。
その時は風呂場に近かったため殺虫剤を原液ぶっかけて全滅させました。
(田舎ならではの技です。農薬を使い慣れていないとこの発想に至りません)
何故風呂場に近いとだめなのか・・・
それは湿潤した木が大好物だからです。
風呂場はいつも湿っている感じなので、
シロアリがたどりついてしまうと、住み着き増殖する危険があります。
詳しい人の話しぶりから察するに、
風呂場にたどり着きでもしない限り家に被害を及ぼさない感じだったので、
あまり性質悪い害虫でもないのかなぁと思っています。
特に、このヤマトという名前がなんともどんくさそうで好きです。
日本の固有種っておっとりしている印象があるんですよねぇ。
ヤマトゴキブリなんかも害虫ですが、
クロゴキよか悪い印象がないんです・・・
話がそれましたが、
この切り株の生き残りが、庭の板切れで細々と暮らしていました。
本日のむいむい特徴
・等翅目 ミゾガシラシロアリ科
・学名;
Reticulitermes speratus
・体長 働きアリ約4mm 兵隊アリ約5mm 翅アリ約7mm
・働きアリの体色は乳白色で頭部は黄色である。
・兵隊アリは体長の約半分が頭で占められていて、頭は淡褐色の円筒型である。
・分布;日本全国
・湿潤な木材を好み、食害した場所とその下の土を巣として利用する。
・結婚飛行は4月~5月
写真の真ん中の頭でっかちが兵隊アリです。
写真がぶれているのはずっとヤマトシロアリが小刻みに動いているからです。
他に有名なシロアリにイエシロアリがいますが、もっとスリムで頭が丸いです。
そして、よくクイズなんかに出題されますが、
シロアリはアリではありません。
何故なら、アリには腹と胸の間に腹柄節がありくびれて見えますが、
シロアリは寸胴型です。
アリは曲がった触角を持ちますが、シロアリは数珠状の真っ直ぐな触角を持ちます。
その他にも、アリの翅アリは後翅が長いですが、
シロアリの翅アリは後前の翅の長さが同じです。
こんな違いがあるのです。
防除方法
・家の周辺や特に軒下に廃材やダンボールを放置しない。
・風呂場、台所、洗濯機周辺などの水回りや軒下を出来る限り換気して乾燥させる。
くれぐれもシロアリ駆除の訪問販売する輩には気をつけてください。
私は詐欺まがいの行動をとると思っています。
他の場所で駆除したシロアリを持ち歩き、
検査をした家の軒下から出てきたかのように見せるという噂を聞きました。
田舎ではJAや役所から頼まれたという出任せを言って無理やり検査する輩もいるそうです。
法外な値段をとられたお年寄りもいるのでご注意を。