8月25日の出来事です。盆も過ぎたけど暑いから、夕方公園に遊びに行ったのです。5時頃、曇り気味だったからか、どんどん薄暗くなっていったのです。
すると、公園の桜の木に何かが登っているではありませんか!!
本日のむいむい
18:4819:2519:3519:4019:4919:49-219:5019:50-220:1320:248/26抜け殻
ツクツクボウシ(の羽化)
こんなに長くブログしてるのに、まだツクツクボウシを紹介してないなんてっっ
と驚愕してしまいましたが、小さいし上の方で鳴いてるので写真に納まらないんですよね・・・
はい、ツクツクボウシです。
かわいらしい小型の萌黄色のセミです。
これが鳴き始めると秋だなぁというか、夏休みも終わりだなぁと寂しくなるやつです。
クマゼミだらけの場所でもツクツクだけは鳴くので、そういった意味では小さいのに強い存在です。
ツクツクボウシの幼虫を持って帰って家で羽化を観察させてもらいました。
吹き流しの中で、羽化が成功するよう細心の注意を払って撮影・・・色とか写りがめちゃくちゃです。
つくづく奉仕させていただいた結果ということで。
ツクヅクボウシの羽化というか、抜け殻自体珍しいですよね。
このサイズはそうそう手に入りません。
抜け殻は他の種類よりかなり柔らかく、すぐにくちゃっとなって残らないようです。
羽化シリーズで感じるのは、アブラゼミやツクツクボウシは薄暗さに反応して幼虫が出てきて、
クマゼミは真っ暗が好きなのかなということ。
以前のアブラゼミの回も同じ時間帯だった気がするんだよなー
あと、やっぱ小さいと羽化にかかる時間が少ないような・・・
今年はニイニイゼミの抜け殻を数個発見したし、お盆くらいからミンミンゼミが本格的に出てきて
クマゼミが迫ってきている割に全種類が元気そうでよかったと思います。
来年もみんな出てきてくれるのを祈っております・・・
本日のむいむい特徴
・半翅目 頸吻亜目 セミ科 セミ亜科
・学名:Meimuna opalifera
・分布:北海道(札幌以南)、本州、四国、九州
・成虫発生時期 8月~9月
・体長 26~33mm
・音楽的な鳴き声で、しかも鳴き声に方言があったり、他のオスの邪魔をしてギーっと鳴くこともある。
・日本で聞かれる一般的な鳴き声は
オーシーツクツク・・・(本奏)+ツクツクリョーシツクツクリョーシ(終奏)だが、
台湾などでは真ん中にキリキリが入り、屋久島では本奏しかない。
・細身で黒っぽく胸部は抹茶のような色に黒い斑紋がある。
参考図書
昆虫エキスプローラ
虫の呼び名辞典 森上信夫著
世界のセミ200種 大阪自然史博物館
京都の昆虫 京都昆虫研究会
鳴く虫セレクション 大阪自然史博物館