皆さんお元気ですか??
例年一番寒い時期なのに、なんだか小春日和(ほどでもない)が続いてましたね。
あるお庭に植わっていたブドウの枝を見てみたら・・・
なんだか、変だ。
本日のむいむい
明らかに何か住んでます・・・食べてます!!
元凶発見っっ
こんなカタチしてます
ブドウスカシバ!? 多分
農家の天敵、ブドウスカシバです・・・多分。
ブドウの枝を食い荒らし、ブドウの木を弱らせる。
葉を食べる奴、実を食べる輩より、タチ悪いのではないでしょうか。
穿孔性の幼虫だからか、手持ちの幼虫図鑑には載っておらず、
農業技術センターの害虫のページを見まくった結果、
多分ブドウスカシバだろうなぁと。ブドウの木にいたし(安易)
農家の方は幼虫のフォルムを完璧に把握する必要がないからか、
害虫のページに出てくる幼虫写真って、全部枝の中に収まったもので
頭部や脚の感じがわかるように単独で幼虫を撮影しないんですね~
本日のむいむい特徴
・鱗翅目 スカシバガ科 スカシバガ亜科
・学名;
Nokona regalis
・分布 北海道、本州、四国、九州
・体長 終齢幼虫 30~40mm
・幼虫は葉柄や新梢および2〜3年枝の芯を食害する。
・葉柄内を食害されると葉の周辺部が縮れて枯れ、枝の節の場合は赤紫色になり一部から虫糞が出る。
・成虫は5月~6月発生し、幼虫はブドウの枝の芯を食害し枝の中で越冬する。
・幼虫は4月から暖かくなると蛹となり、羽化する際に蛹が外部につき出る。
・成虫はスズメバチに擬態しているようだ。
防除方法は被害にあった枝を剪定する。
指定された農薬を指定された方法で使用する。です。
(どうも卵の時期と秋の幼虫が別の枝に移る時期に撒くようです)
ブドウスカシバの成虫は、情けないスズメバチみたいな姿をしています。
擬態シリーズとして、是非お目にかかりたいものですっっ