今回は久しぶりに飼育のむいむいをご紹介しましょう。
7月19日のコンビニ巡りで翅アリのランデブーに遭遇していました。
実は、数匹メスを持ち帰って飼育していたのです。
採集後すぐ、容器に脱脂綿を敷いて5匹のメスを入れて置いておきました。
喧嘩をするだろうから、後で別々に分けようと思っていたのです。
それが・・・異様に仲がいいっっ
4匹が仲睦まじく互いの毛づくろいをし、ずっと固まって生活している。
1匹は離れた場所にいてすぐに死んでしまいました。
その後2週間ほどで大量の卵を産卵しました。
4匹で産み、4匹で育てる。
あれよあれよという間に、8月下旬には4匹の働きアリが誕生!!
これまでのアリ飼育はなんだったのかと拍子抜けするほどのスピード増加っっ
これは害虫に属するむいむいなのでは!?
働きアリも10匹以上いるので、種類を同定してみました。
本日のむいむい
トビイロシワアリ
写真が悪くて申し訳ない。
ピントがうまく合わなかったのでシルエットがわかる感じになっています。
ちんまくてがっちりした、普通に見られる赤黒いアリです。
同じ巣から飛び立った姉妹で共同子育てをする種類だそうです。
巣は日当たりのいい草地なんかで、噴火口のように土を盛って巣の入り口を作るとか。
でも、うちは水を含む脱脂綿を掘って巣を作っています・・・
乾いた脱脂綿を好まないので、湿気が好きなのだと思っていたのですが。
脱脂綿の弊害かもしれませんね。
本日のむいむい特徴
・膜翅目 フタフシアリ亜科 シワアリ属
・学名;
Tetramorium tsushimae
・分布 北海道、本州、四国、九州
・体長 働きアリ 約2.5mm、 女王 約6mm
・体色は褐色~黒褐色で、触角は12節。胸部の端にある棘が短くて、腹柄節の柄部は太く短い。
・6~8月に結婚飛行を行う。
アリの飼育は失敗することが多いので、ちゃんと記録していなかったのです。
でも、こんなこともあるので記録は必要ですね・・・