8月8日の深夜、コンビニ巡りをしてみました。
前回クワガタが見つからなかったので再チャレンジをと思ってたのですが、
ずーっと夜になると雨が降ってできなかったのですよ。
今回は国道を山がある方へ2時間ほど進んで、
通りかかったコンビニに寄り道してむいむいを探してみました。
そんなわけで盆まではコンビニのむいむいをご紹介することになるでしょう。
さて、今回はその成果の中で一番の大物をご紹介しましょう!!
これは木津のとあるコンビニに入った時のこと。
今時珍しく、コンビニ内にドウガネブイブイやら甲虫類がそこかしこに落ちていました。
ふと、奥に目をやると、そこには初見のセミが。
近寄ってみると、何だかおかしい・・・
「こ、これは!!」
テンション上がり過ぎてコンビニ内でむいむいを拾ってしまったのでした。
本日のむいむい
セミヤドリガの幼虫
寄生と聞いて、あなたはどんなむいむいを想像するだろうか??
私がまず思い浮かぶのは寄生蜂。
蛾やてふてふに卵を産みつけ、その肉を食い破って小さな羽虫がたくさん巣立っていく。
では、全ての蛾やてふてふはかわいそうな被害者なのだろうか??
否、蛾の仲間にセミに宿る者がいたのです。
セミヤドリガの幼虫は、幼虫図鑑に載っていたので、
調べ物をする度に写真を眺め、いつか見たいなぁと思っていました。
宿主は99%がヒグラシだそうで、今回もヒグラシです。
このヒグラシは死んでいて、始め見たときは腐ってる??
しかーし、よく見るとカイガラムシのような筋肉質なシワシワが・・・
これはもしや!?
裏返してみると、彼が白い殻の中から這い出そうと頭を出し、
最後の断末魔を叫んでました。
その時は頭部の茶色い斑模様が鮮明だったのですが、
次の日には頭部が真っ黒く変色してました。
もしかして生きてたの!?
惜しいっっ
当日に写真を撮れなかったことが悔やまれてなりません。
本日のむいむい特徴
・鱗翅目 セミヤドリガ科
・学名;
Epipomponia nawai
・分布 本州、四国、九州
・成虫発生時期 8~9月 幼虫発生時期 7~8月 (年1回発生し、卵で越冬)
・幼虫は寄生性で、セミ特にヒグラシに寄生する。
・卵は樹皮に産卵され、孵化するとセミに寄生する。
・セミが生きている間に蛹にならなければならないため、約7日で蛹となる。
・終齢幼虫はロウ状の物質で覆われ、寄主から落ちて繭を作る。