09年5月長野にて(13)です。
今回は、家庭菜園の端っこに打ち捨てられている古い栗の廃材??について。
その木は去年トビイロケアリの巣になっていました。
今回もトビイロケアリの巣になっているだろうとその廃材をひっくり返してみたら・・・
本日のむいむい
マダラマルハヒロヅコガ
憧れの鼓蓑虫(ツヅミミノムシ)です。
真冬に「虫をさがして・・・」で紹介されてて、
見たくて見たくてしょうがなかったのですぅぅ
が、何故今??
私の中では、真冬に見つかるイメージなんですけど。
しかも、大・中・小と3段階のサイズがいるんです。二周りづつくらい大きさが違います。
3段階でこのサイズ違いってことは、3回に分けて孵化したってことですかね。
乾燥させた豆鞘みたいな、硬~い殻を指でぱきってゆがめてみました。
中には扁平で茶色と白のしましまな・・・トビケラの幼虫似の子が入ってました。
さて、この子を殻をぱきってしたまま元いた場所にもどしてみました。
トビイロケアリが入っていきました・・・
死ぬって!!
びっくりして、歪んだ殻を元に戻してあげました。
あの時入ったトビイロケアリはどこへ消えたのだろう。
何故こんなアリが大量にいる危険地帯に住んでいるのだろう。
後で調べたら~
なんと、鼓蓑虫はアリの巣近くに住んで、アリ(の幼虫)を食べたりするらしい。
本日のむいむい特長
・鱗翅目 ヒロズコガ科 フサクチヒロズコガ亜科
・学名;
Gaphara conspersa
・成虫発生時期 5~8月 (年1~2化)
・幼虫は鼓のような8の字形の硬い蓑をもつため、通称「鼓蓑虫」。
・みのは上下2枚に分かれていて、1部を糸でとめた構造なので上下どこからでも体が出せる。
・頭部は黒く、胸部腹部は肌色である。
・幼虫は、朽木やアリの巣の周辺に生息する。
・幼虫はアリの幼虫やキノコや朽木などを餌にすると考えられている。
鼓蓑虫は、づーっと鼓の中で生活するそうです。
この鼓、どうやって作ってるんでしょうかね。
脱皮するときに作りかえるのでしょうか・・・
不思議です。