先週寝こんでいたら、ふとんから何かが這い出してきた・・・
何故布団から!?
本日のむいむい
アルファルファタコゾウムシ
温暖化でやってきた外来種です。
クロマダラソテツシジミと同じですね。
何故布団から這い出てきたのか・・・
後日布団を干したら、白い低反発マットに2匹くっついてました。
干してある布団が好きなんですね~なんででしょう。
越冬するのかと思いきや、このむいむい越夏して11月に目覚める種類なのです。
つまり、今起きて腹ペコ状態らしいのです。
布団は食べられないだろー
さて、このアルファルファタコゾウムシ、今回初めて見ましたが話には聞いていました。
生駒に養蜂家がやっている蜂蜜屋さんがあるのですが、
そこのおばちゃんにいやっちゅ~ほど聞かされたのです。
レンゲの大害虫なのです。
ここ10年ほどで広がった害虫なのですが、レンゲを食害し、
レンゲの花がうまく咲かなくなってしまうそうです。
レンゲは農家が肥料にするだけでなく、養蜂家は花からハチミツをとります。
ハチミツを私はよく使っていて、こんなところから温暖化の弊害がやってくるのですね。
本日のむいむい特長
・甲虫目 ゾウムシ科 タコゾウムシ属
・学名;
Hypera postica
・分布 沖縄、九州、四国、本州(関東以南)
・発生時期 11月~6月
・体長 約4.0~6.5mm
・地色は褐色~黒色で、体の表面は灰色がかった鱗片で覆われている。上翅鱗片の形は底が丸く分厚いU型で毛のようなものである。(2枚目の写真)
・背面中央部は濃色紋となっているが、個体変異が大きい。
・食草はアルファルファ、レンゲソウ、ウマゴヤシ、シロツメクサ、カラスノエンドウなどのマメ科牧草及び雑草である。
・年1世代であり、5~6月頃に羽化した新世代成虫は、マメ科植物を加害したあと夏眠する。11月頃覚醒し、マメ科植物のあるほ場に飛来侵入し、翌年5月頃まで摂取・交尾・産卵を行う。
・ヨーロッパからの外来種である。
アルファルファタコゾウムシのレンゲに対する被害を少なくするために、
種をまく時期を遅らせることが試みられているそうです。