昨日、キッチンで洗物をしていて、
食器をかたづけようとふと振り返るとそこに見知らぬものが・・・
キャー
本日のむいむい
クロガケジグモ
ハエトリグモよりずっと大きくて、
脚が長くて真っ黒いクモが壁ににょっきりくっついていた!!
いやぁ、びっくりしたよ。
セアカゴケグモを連想させる感じがちょいと怖い。
ので、プラスチックカップに一時保護させていただきました。
我が家は、毒のない巣を張らないクモとは共存していく方針なのですが、
今日プラカップを見てみたら・・・
宙に浮いている!?
プラカップの中で見えにくいのですが、
実はプラカップ側面と地面に糸を張っています。
クロガケジグモは毒はないのですが、とっても不細工な巣を張ります。
それは通称ぼろ網と呼ばれ、
漁村に打ち捨てられたボロボロの網のようです。
この網を地面に敷いたような巣を張るのです。
そして、その網にくっついた昆虫を格闘の末捕らえて食べます。
女郎グモのように餌を糸でぐるぐる巻きにするようなことはありません。
この不思議(だと私は思う)な習性は、
不思議大陸オーストラリアからの移入種だといわれると納得してしまいます。
クモでは一番初めに移入種として確認され、
近畿で大繁殖しているようです。
関空か大阪港にやってくる荷物にくっついてきたのでしょうね。
本日のむいむい特徴
・クモ目 ガケジグモ科 クロガケジグモ属
・学名;
Badumna insignis Desidae
・原産国 オーストラリア
・分布 本州の中部地方以南 九州
・体長 約15mm
・全身黒で、毛が密生している。腹部は卵形に近い楕円形である。
・人家や畜舎周辺で見られ、家や家具の角に巣を張る。
・移入種である。
・出現期 5月~9月
・住居 筒状住居
・網型 ぼろ網
結論、クロガケジグモとは我が家の中では共存できません。