1月19日ナミスジフユナミシャクを発見したその横で、
せかせか歩く影を見つけた。
本日のむいむい
タマバチの仲間
この時期に歩くと言えば彼女。
3年前にも会ったね。
コロンとしてツヤツヤで、顔が丸くてかわいらしかったり。
サイズは4mmほどです。
実はタマバチ、翅が生えてるのが主流みたいです。
私は冬にばかりお目にかかっているので、メスには翅がないもんだと思ってました。
タマバチの仲間の多くは、夏は翅の生えた雌雄が交尾後産卵しますが、
冬は単為生殖らしいです!!
つまり、彼女はひたすら自分好みの産卵場所(ナラやカシワの芽)を求めて
放浪の旅に出ていたのでした。
この手の放浪するむいむいに対して、私は以前から疑問があるのです。
何故放浪するんだろう!?
彼女は幼虫から代々同じものを食べて成長しているわけだから、
生まれた木にある芽にとりあえず一回卵産んどけばいーやん。
この寒空の下、お眼鏡にかなう新しい木を求めるのはリスキーですよね。
雪が降って埋もれるかもしれないし。
実際のとこ、我が家の塀という求めてない場所に到達してるし。
同じ場所に何代も産卵するリスクはもちろんあります。
しかし、夏は翅があるんだから飛んだ方が移動速くない??
あ、夏に雌雄が会わないとか敵に食べられるリスクも相当に高いのかー
自然災害は運なので、その他のリスクが少ない今こそチャーンスってこと・・・
私が飼育しているカツオブシムシ達はその場で一度産卵してから
もう一度吸蜜して産卵してるんじゃないかと思う節が色々あるんですが、
真冬に栄養補給はできないよねぇ
1回のチャンスを、あの小さな旅にかけてるんでしょうか。
頑張れ。